スケジュール管理はどんな風にすればいい?作成のコツを知りたい…。
今回は、こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 中学受験のスケジュール管理はホワイトボード一択
- 中学受験のスケジュール管理のやり方5ステップ
- 中学受験をスケジュール通りに進めるコツ
この記事を書く僕は、現役医学生。塾なしでの中学受験経験があり、家庭教師としての指導歴は5年以上です。
本記事の執筆者
中学受験において、スケジュール管理は親御さんの大きな仕事の1つです。
予定を上手く立てられるかどうかで、合格可能性が変わってくると言っても過言ではありません。
そこで今回は、スケジュール作成の具体的なやり方を紹介したうえで、スケジュール通りに勉強するコツを徹底解説していきます!
中学受験のスケジュール管理はホワイトボード一択
個人的には、スケジュール管理にはホワイトボードを使うのが最強だと思っています。
理由は以下の3つ。
- 親子ともに見やすい
- 余計なものがない
- 書き直しやすい
リビングなど目立つところに置いておけば、親子ともに1日のスケジュールが一目でわかります。
スケジュール帳やスマホのアプリを使う方もいますが、スケジュール帳だと親しか見られないし、アプリだと子供しか見られません。
スマホなんて開いていると、他のアプリで遊び始めるのは明白です。
また、ホワイトボードだと、予定が狂ってしまった時にも修正しやすい。
パソコンで作って印刷していると、修正しようと思っても面倒ですよね。
ホワイトボードがとにかく便利なので、1つ購入しておいて損はありません!
中学受験のスケジュール管理のやり方5ステップ
ここからは、具体的なスケジュール管理のやり方を解説していきます。
スケジュール管理のやり方
- 1週間分の課題を決める
- ノルマを振り分け、記入する
- リビングに張る
- 実際にやってみる
- どうしても終わらなければ翌日以降に回す
1つずつ深掘りします。
ステップ①1週間分の課題を決める
まずは、今週1週間でこなす課題を決めましょう。
- 絶対にしなければならない課題
- 余裕があればやりたい課題
の順で、全て書きだしてみてください。
例えば、以下のような感じです。
- 国語:テキスト第3回・4回
- 算数:テキスト第3回・4回
- 理科:テキスト第2回
- 社会:テキスト第2回
- 漢字:p.13~p.24
- 計算:p.8~14
- 塾の復習
- 算数のテスト直し
塾の宿題を優先度の高いものとして、空き時間で漢字や計算、テスト直しなどをこなしていきます。
余裕でこなせるようなら、少しずつ課題を増やしていきましょう。
後で修正していくので、ここではだいたいでOKです!
ステップ②ノルマを振り分け、記入する
1週間分の課題を決めたら、ホワイトボードにノルマを記入していきます。
コツは以下の2つ。
ノルマを振り分けるコツ
- 塾のある日は少なめ
- 休日は平日の2倍
塾のある日は、家でそんなに勉強できないと思うので、少なめに配分していきましょう。
その分、休日はだいたい平日の2倍前後は勉強できることを踏まえ、多めで大丈夫です。
ステップ③リビングに張る
予定表が完成したら、親子ともに目につく場所にホワイトボードを置きましょう。
僕のおすすめはリビングの冷蔵庫。
絶対に目に入るうえに、ノルマが終わったかどうか子供に聞きやすいです。
ステップ④実際にやってみる
それでは、実際に課題をやってみましょう。
ここでのチェックポイントは、以下の3つ。
- 予定通りに終わるか
- それぞれ何分くらいで終わるか
- 答えを写していないか
単元により多少のズレはあるにしろ、課題がだいたい何分くらいで終わるかチェックしてください。
予定の修正がしやすくなります。
また、予定通りにこなそうとするあまり、解答を丸写しするのは厳禁。
横で勉強をみたときに、いつもはすぐ終わるのにあまりに時間がかかるようなら、カンニングを疑います。
できれば丸付けまで自分でさせたいところですが、一度解答冊子を没収し、様子を見ていきましょう。
ステップ⑤どうしても終わらなければ翌日以降に回す
急に体調を崩したり、学校行事が思ったより長引いたりしますよね。
どうしても予定通りに終わらないようなら、翌日以降に回してOKです。
とはいえ、何の問題もないのに、純粋に時間が足りず予定が終わらないようなら、スケジュールを修正する必要があります。
ステップ④でチェックした、何分くらい終わるかをもとに、来週以降の予定を組みなおしましょう。
慣れてきたらほとんど修正しなくて済むので、まずは一度やってみてください!
中学受験をスケジュール通りに進めるコツ
スケジュール通りに勉強していくのにはコツがあります。
スケジュール通りに進めるコツ
- 小学校の宿題を帰宅後すぐ終わらせる
- ノルマが終わるまで頑張る
- 時刻を細かく決めない
- 塾にも相談する
- 子供のせいにしない
順番にチェックしていきます。
コツ①小学校の宿題を帰宅後すぐ終わらせる
小学校の宿題は、帰ってきてすぐに終わらせましょう。
中学受験をするような子であれば、30分もあれば終わると思います。
なるべくすぐ終わらせ、残りの時間は全て受験勉強に回すくらいの勢いで取り組んでください。
コツ②ノルマが終わるまで頑張る
なるべくノルマが終わるまでは頑張りましょう。
多少無理してでも頑張ることで、スピードも上がってくるし忍耐力もつきます。
僕は、この「多少の無理」ができるかどうかで合否が決まるとまで思っているほどです。
とはいえ、先ほどのステップ⑤で話したように、どうしても終わらなければ翌日以降に回しても構いません。
睡眠時間を削ってまで頑張ることには何の意味もないので、素直に予定を修正しましょう。
コツ③時刻を細かく決めない
ご飯や勉強時間、就寝時刻まできっちり決める方もいますが、個人的には反対です。
その日のノルマさえ終わるなら何時にやってもOKなので、時刻を細かく決めるのにはあまり意味がありません。
「さっきまで勉強の気分じゃなかったけど、お風呂に入ったら集中力が戻った」というように、気分にムラがあることは十分考えられます。
柔軟に対応するためにも、あまり細かく決めなくても大丈夫です!
コツ④塾の先生にも相談する
スケジュール管理は塾の先生にも相談しましょう。
はっきり言って、スケジュール管理をカンペキにこなすのは、中学受験経験がないとなかなか難しいです。
塾の先生は計画を立てるのも上手いので、遠慮せず頼りまくってください。
学習計画のカウンセリングを頻繁に行ってくれるような塾が望ましいですね。
コツ⑤子供のせいにしない
最後に、スケジュール通りに終わらなくても、子供のせいにしないようにしてください。
勉強がスケジュール通りに終わらないのは、そんな予定を立てた親御さんの責任です。
たしかに、子供がどうしても勉強しようとせず、全く進まなかったということもあるでしょう。
ですが、子供を責めたところでお互いストレスがたまるだけで、何の解決にもなりません。
まずは少ない量からスケジュールを組んでみて、様子を見ましょう。
子供が勉強しようとしないときの対策はこちら
まとめ:中学受験のスケジュール管理は責任重大
今回は、中学受験のスケジュール管理のやり方について解説しました。
親御さんの負担が大きくなるところなので、自信がなければ遠慮なく塾の先生に相談してください。
今回の記事を参考に、ぜひ成績アップの計画作りから始めていきましょう!
コメント