【全11項目】中学受験における親の役割と注意点を体験談も合わせて解説

ピジョン

親はどんなことをすればいいの?何に気を付けたらいいか、体験談を聞きたい…。

今回は、こんな疑問にお答えします。

本記事の内容

  • 中学受験において親子でこなす3つのタスク
  • 【全11項目】中学受験で親がすることリスト
  • 中学受験で親に対して思ったこと

この記事を書く僕は、現役医学生。塾なしでの中学受験経験があり、家庭教師としての指導歴は5年以上です。

本記事の執筆者

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「中学受験は親の受験」と言われるほど、親の役割は大きいです。

実際に頑張るのはお子さんですが、他の雑務を全てこなしてくれていると、子供も受験に集中できます。

そこで今回は、中学受験において親がすべきことを一気に紹介したうえで、体験談を踏まえて注意点を解説していきます!

目次

中学受験において親子でこなす3つのタスク

親の役割を考える前に、まずは中学受験で子供が何をしなければいけないのかについて、考えていきましょう。

子供が抱えているタスクは、以下の3つ。

  1. 受験勉強
  2. メンタルの安定
  3. 友達作り

この3つを、「塾・家族・学校」で分担してサポートしていきます。

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どれか1つでも上手くいかなければ、安定して成績を伸ばしていくことはできません。

以下で、1つずつ深掘りしていきます。

①受験勉強

言うまでもないですが、子供は受験勉強をする必要があります。

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受験勉強に関してサポートするのは、主に塾や家庭教師。

基本的には塾におまかせでOKですが、親御さんが教える場合は、必ず以下の3つの条件を満たすようにしてください。

親が勉強を教えても良い条件

  1. 中学受験の経験があること
  2. 解答に沿って教えること
  3. 塾の課題を優先すること

中学受験の問題・解き方はかなり特殊で、頭の良し悪しは関係なく、経験がないと解けません。

そして、簡単に解けそうであっても、教える前に必ず解答を確認してください。

というのも、塾で習う解き方と親御さんの教え方が違うと、子供は混乱して余計にわからなくなるからです。

塾の宿題以外のテキストを解かせる方もいますが、なるべく避けてください。

  • 塾で勉強中の単元がおろそかになる
  • 塾側が把握しきれず、範囲がかぶる危険性がある

上記2つが理由です。

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ムダなことをしている時間はないので、塾と協力して受験対策をすすめていきましょう!

②メンタルの安定

親御さんの役割の中で、最も重要なのがメンタルの安定です。

塾も学校も、子供のメンタルケアまではしてくれません。

なかなか成績が伸びなかったり、むしろ失速してしまうお子さんの家庭では、よく親子喧嘩が起きています。

メンタル面における親の役割

  • 受験を自分のものだと自覚させる
  • 塾を信頼する
  • ストレスを発散させる

「親に言われたからやる」ではなく、「自分のための受験」だという風に、受験に対して前向きに取り組む精神状態の子は強い。

また、塾の言うことと親の言うことが違えば、子供はどちらかに不信感を持ちます。

勉強していても、成績が上がるか不安になり、集中力が低下するため本当に成績が上がらなくなります。

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腹をくくって、塾のカリキュラムを信頼してください。

とはいえ、塾の校風や講師の指導力にも差があるため、合わないと感じてもずっと同じ塾に居続ける必要はありません。

転塾するなら早めの方が良いので、違和感を感じたら他の塾の体験授業も検討してみてください。

転塾のポイントを知りたい方はこちら

③友達作り

やはり友達と一緒に遊ぶことも必要です。

学校では受験と関係なく遊べる友達ができるし、集団塾では一緒に頑張る仲間ができます。

小学生、特に女子の成績は人間関係に影響を受けやすいので、良い友達がいるようなら、たまにはガマンさせず遊びに行くのを許可してあげてくださいね。

【全11項目】中学受験で親がすることリスト

それでは、具体的に親がするべきことについて、一気に解説していきます。

親がすることリスト

  1. スケジュール管理
  2. 勉強する環境作り
  3. 塾への送迎
  4. 宿題チェック
  5. お弁当作り
  6. ストレス対策
  7. オプション授業の申し込み
  8. 志望校選び
  9. 併願パターンの決定
  10. 試験当日の送迎
  11. 諦めない

1つずつチェックしていきます。

①スケジュール管理

子供は上手く勉強計画を立てられないので、親御さんがスケジュールを管理してあげてください。

スケジュール管理には、ホワイトボードを使うと便利です。

計画通りに勉強を進めるコツ

  1. 小学校の宿題を帰宅後すぐ終わらせる
  2. ノルマが終わるまで頑張る
  3. 時刻を細かく決めない
  4. 塾にも相談する
  5. 子供のせいにしない

就寝時刻や勉強まで細かく決めている方もいますが、正直あまり意味がないかと思います。

詳しくは「中学受験のスケジュール管理はホワイトボード一択!【5ステップで解説】」をチェックし、良いスケジュールの立て方の参考にしてください。

②勉強する環境作り

静かに勉強できる環境を作ることも親の仕事です。

具体的には、以下のようなこと。

  • 兄弟に静かにしてもらう
  • マンガやテレビを片付ける
  • ゲームのルールを作る

小さなお子さんがいる場合はある程度仕方ないですが、兄弟にも受験に協力してもらい、なるべく静かにしてもらいましょう。

また、親の足音を聞くとバタバタと勉強しているフリを始めたり、夫婦喧嘩しているスキにゲームを始めたりするので、見つけたら必ず注意してください。

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家庭教師として向かった時に、机の引き出しにマンガが入っており、隠れてサボっていたのが丸わかりだったことがありました。

ゲームに関するルール作りの例は、以下の記事を参考にしてください。

③塾への送迎

受験生とはいえ、まだ小学生。

最寄り駅や塾まで、一緒に行ってあげると安心です。

送迎のポイント

  • 授業が終わる時間を把握する
  • 携帯電話を持たせる
  • 駐車できる場所があるかどうかチェックしておく

質問していて遅くなるなどあれば、早めに連絡させましょう。

④宿題チェック

宿題を教える必要まではありませんが、きちんとやっているかどうかの確認はしてあげてください。

特に、答えを写していないかどうかは要チェック。

まともにやっていたら終わらないという理由から、答えを適当に写してゲームをする子がいるからです。

真面目にやって終わらないならまだしも、答えを丸写しするのは最悪です。

宿題するのを横で見たときに、普段はすぐ終わるのに全くできないようなら、答えを写している可能性が高い。

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基本的には丸つけも自分でさせるのが理想ですが、一度解答を没収してください。

⑤お弁当作り

夜遅くまで塾があるため、お弁当を持たせる必要があります。

特に、夏休みは朝早くから自習室に行き、夜遅くまで塾があるため、昼と夜の2食分必要になることがあります。

ですが、夏はお弁当が傷みやすく、お弁当を2食分持たせることを禁止している塾も…。

夜のお弁当は塾まで届けるという家庭も多いですが、夜はコンビニで買ってもらうなど、いくらかお金を渡しておくのもアリです。

⑥ストレス対策

大人と違い、子供は上手くストレスを発散できません。

適度にストレスを発散してあげる必要があります。

ストレス解消法

  1. ゲームをする
  2. 習い事をする
  3. 家族で遊びに行く
  4. 何か買ってあげる
  5. 美味しいものを食べる

詳しくは、「【親子別】中学受験のストレス解消法5つと見逃してはいけない危険なサイン」をチェックし、上手くストレス発散して勉強に集中させていきましょう。

⑦オプション授業の申し込み

集団塾では、基本の授業以外に春期講習・冬期講習などのオプション授業があります。

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任意とはいえ、その期間は通常授業が行われないため、ほぼ強制参加のような雰囲気ですね。

全てに参加する必要はありませんが、家で勉強できないタイプなら参加した方が無難でしょう。

どれも5~10万円と高額ですが、周りと差をつけないために必要な講習だと割り切り、忘れず申し込んでくださいね。

⑧志望校選び

親御さんの重要な仕事の1つに、志望校選びがあります。

子供が1人で自分に合う学校を選ぶのは、はっきり言って不可能です。

いくつか学校を見繕い、学校見学で雰囲気をチェックしましょう。

コツとしては、一度目の学校訪問は親御さんだけで行い、気に入った学校だけを子供に見せること。

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親子で気に入った学校がねじれると、ケンカのもとになるので注意してください。

⑨併願パターンの決定

第一志望校に合格する子は約3割しかいないと言われています。

これは、塾の勧めで格上の学校を受験させられるからということもありますが、第二・第三志望の学校を併願で受験することは必須です。

併願校を考える際に、考慮するのは大きく以下の3つ。

  1. 受験日時
  2. 偏差値
  3. 出題傾向

受験時刻がかぶっていたり、移動時間でそもそも間に合わないことがあるので、受験日時はしっかりと確認してください。

また、全てレベルの高い学校しか申し込まないと、最悪「全落ち」も…。

全落ちは子供がしばらく引きずりかねないので、合格できそうな安全校も受験するようにすると良いです。

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とはいえ、受験校が増えると必要な対策も増えるので、併願校はなるべく少なく抑える方が合格する可能性は高いです。

出題傾向が似ている学校に絞るのが良いですが、過去問分析は少し難しいので、塾とも相談して決めてください。

⑩試験当日の送迎

試験当日の送迎は意外と大変です。

移動時間を考えるとお昼ご飯を食べる時間がほとんどなかったり、学校近くで外食しようとしても受験生でいっぱいだったり…

保護者の待機場所があるかどうかや、学食を開放していないかチェックしておくといいでしょう。

また、1日2日で決まるといいですが、3日4日にまでもつれこむと、親御さん1人では対応しきれません。

ピジョン

あまり長期間仕事を休めませんよね。

夫婦で協力し、事前に話し合っておいてください。

⑪諦めない

最後に、諦めないことは最重要です。

子供が泣きながら勉強していたりすると、親としては心配になり、つい受験を諦めさせようかと考えがち…。

ですが、諦めると逃げ癖がつき、かえって悪影響を残す恐れがあります。

一度やり始めたら、どんな結果になろうとやり切るべきです。

成績が思うように伸びず、諦めようかと考えた時は「中学受験を諦める前に試してほしい逆転合格の7ステップ【やめると悪影響ばかり】」を読み、逆転合格をつかみ取ってください。

中学受験で親に対して思ったこと

最後に、僕が中学受験するときに、親に対して思ったことを子供目線で話していこうと思います。

僕は負けず嫌いでプライドが高く、しばしば親とトラブルになるような子供だったのですが、良ければ参考にしてください。

親に対して思ったこと

  1. 厳しさと甘さのどちらも必要
  2. 気遣いの言葉もタイミングが大事
  3. 八つ当たりした時には受け流してほしい

1つずつ深掘りします。

①厳しさと甘さのどちらも必要

僕の家庭では父が厳しく、逆に母は優しく育ててくれました。

今でも覚えているのが、受験直前の12月の模試の結果が返却された時のこと。

これまではなんとか合格圏内の成績をとっていたのですが、最後の模試の成績がかなり悪かったんです。

学校に行く直前の朝、成績を見た父にメチャクチャに怒られました。

「こんな成績で○○に受かるわけないだろ!」

泣きそうになりながら学校に行き、家に帰ってから母に向かってワンワン泣きました。

学校に行っている間、母は慰める言葉を色々考えてくれていたようで、なんとか立ち直ることができました。

父が厳しくしてくれなければもっとダラダラしていただろうし、母の優しさがなければプレッシャーでつぶれていただろうと思います。

ピジョン

ほめる所はしっかりほめて、勉強しようとしないなら厳しく叱るというバランスが大事ですね。

②気遣いの言葉もタイミングが大事

「たまには息抜きしたら?」といった、気遣いの言葉もタイミングが重要です。

というのも、死に物狂いで勉強している時に、のんきなことを言われると逆にイライラしたからです。

負けず嫌いの子供に気遣いの言葉をかけてあげるのは、成績が悪かったときなど、落ち込んでいる時がベストだと思います。

ピジョン

逆に、やる気になっている時は、水を差さないように「すごいすごい」とおだてるのが良いですね。

③八つ当たりした時には受け流してほしい

学校や塾でストレスを抱えてきたときは、どうしても親にあたってしまいます。

僕は結局塾に通わず中学受験を終えたのですが、学校で受験することをクラスメイトに話したところ、

  • 「塾行かずに○○なんか行けるわけないだろ」
  • 「合格したら100円あげるわ」

となんだか馬鹿にされたことを覚えています。

かといって言い返すこともできず、家でイライラしていたのですが、親にあたることも多かったと思います。

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八つ当たりされると、親御さんもストレスになるかと思いますが、ぐっとこらえて上手く受け流してあげてください。

まとめ:中学受験は両親で役割分担することが必須

今回は、中学受験における親の役割について解説しました。

中学受験でやることは非常に多く、お父さん・お母さんのどちらか一方だけではとてもサポートしきれないと思います。

ピジョン

家族で協力し、負担を分担しあってぜひ、最後まで受験をやり遂げてくださいね。

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この記事を書いた人

【医学生×中学受験】国立大学医学部|現役医学生|最高偏差値78.8(河合塾-全統記述模試)|地方中堅校(日能研R4偏差値:61)|塾なし中学受験|中学受験専門家庭教師|指導歴5年

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